\ 「テキスタイルの本」お勧め~続編 /

みなさんお元気でしょうか!

在宅ワークも長くなり丁度、本を読む機会が増え勉強できたと前向きなご報告を耳にします。

以前のブログで「服地に強くなりたいあなたに~スタッフおすすめの本」と言うテーマで数冊のご推薦を致しました。

その後、主にデザイナーさんより、同質化の流れで差別化されたテキスタイルの企画をしたいので、更に推薦本を紹介して欲しいと言うご相談が多々ありましたので、昨年、新たに素晴らしい本が出版されましたのでご推薦させて頂きます。

★お勧めの「生地の本」

「アパレル素材企画  -プロフェッショナルガイド-」野末和志著 繊研新聞社発行

2019年に発刊されましたが、こちらの著者は以前にもご紹介させて頂きました「服地がわかる本』、『服地ものがたり』等が出版された野末和志さんです。

こちらの本は大げさ言えば素材企画の集大成と言って過言で無い内容だと思います。

私も数十冊の素材に関する本を持ち合わせておりますが、学者、学校、紡績メーカー発行の既存の知識中心の教材本と決定的な違いがあります。

服地の造り手と素材を求めるアパレル、デザイナーとの試行錯誤や実験的なサンプルづくりなど多様な素材企画開発の進化をコンバートされた事がわかります。覚えると言うよりワクワクしながら造る現場のイメージを共有できます。

もっと分かりやすく言うと実際に造った事がある方の初めて(多分)のHOWTO本だと思います。詳細に体系化された技術と合わせて素材造りをリアルに表現されてますので昨今の生地屋さんと素材企画の経験の無い若いアパレル方々には特にオススメです!

何故、テキスタイルの実務経験者が重要かと言いますと学者さんはモノを作りません。

ポイントは、実際のデザイナー達とどれだけの質と量も含めた企画生産実績、経験、失敗をお持ちかが次世代のデザイナーさん達に継承できるスキルになると思うからです。

作り手の幡屋さん、染色工場さん、テキスタイルコンバーター(問屋)の方々に聞かれるとと理解できると思います。

日本ならではの素材企画がある事を知るとグローバルでも活用できます。

是非、立ち読みでもしてみてください!

#テキスタイル本 #生地の本 #素材の本 #素材企画 #素材開発 #テキスタイルデザイン #テキスタイルデザイナー

 

 

 

The following two tabs change content below.
中谷 重明
中谷 重明 なかたに しげあき 誕生日:3月22日 おひつじ座 A型 出身地:横浜市 座右の銘:「ファッション」は素材でデキテイル!「キギョウ」は人材でデキテイル!  趣味及び活動:フライフィッシング ・FASHION MANU FACTUREに協賛し若いテキスタイルデザイナーの支援を行っております。 ・ヒト好きでお節介な性格なのか人財のお仕事を15年ほどさせて頂いております。 その前は、アパレルでの素材(テキスタイル)のお仕事をしておりました。 だじゃれのようですが、座右の銘の通り(素材が無いと服が作れません。人材がいないと企業がなりたちません)モノゴト基本が大事と言うことでしょうか。 これからもお世話になりました繊維アパレル業界の為にお役に立ちたいと思います。

コメントを残す




three × 5 =