昨日、代々木体育館で開催中の合同展示会ROOMS33展に伺いました。
全体的には学園祭のような雰囲気((笑)になってきたな~と言う時代のカルチャー発信に敏感なROOMSさんですが、入り口すぐのFANTASTIC CONTENTSと名売ったコーナーでインスタレーション兼ワークショップで出展されてい工房織座さんの「足踏み式織機」に目が行きました。
手織式では足踏み式の綜絖は良くありますが、足踏みの動力で、自動織機同様に緯糸挿入、綜絖操作、筬操作が可能な織機は初めて拝見致しましたが手動式扇風機のような不思議感もあり、見ている方々も思わず笑顔になります。
どうやら国産初のトヨタG型自動織機の前身で明治時代の逸品のようで風格さえ感じますが、最近の力織機や吊り編み機など大量生産できない付加価値にヒストリーやロマンを感じる消費者がファンとなっているようです。
工房織座さんは今治にある機屋さんで、「古きを知り、新しきを生む。」を理念に、先人の知恵を学びながら現代の暮らしに寄り添ったものづくりを目指し、身にまとった時の風合いと独創的な織り模様とを追及し表現した、ものがたりのあるストール、ショールを展開されていらっしぃます。また写真にある「たてよこよろけもじり織り」は通常の筬、綜絖では不可能な波を打った縦横の糸が、立体的なデザインと風合いを作り上げる人気のオリジナル商品です。ネットショップもあるそうですので皆さんも是非、検索してみてください。
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中谷 重明 なかたに しげあき
誕生日:3月22日 おひつじ座 A型
出身地:横浜市
座右の銘:「ファッション」は素材でデキテイル!「キギョウ」は人材でデキテイル!
趣味及び活動:フライフィッシング
・FASHION MANU FACTUREに協賛し若いテキスタイルデザイナーの支援を行っております。
・ヒト好きでお節介な性格なのか人財のお仕事を15年ほどさせて頂いております。
その前は、アパレルでの素材(テキスタイル)のお仕事をしておりました。
だじゃれのようですが、座右の銘の通り(素材が無いと服が作れません。人材がいないと企業がなりたちません)モノゴト基本が大事と言うことでしょうか。
これからもお世話になりました繊維アパレル業界の為にお役に立ちたいと思います。
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