去る6月10日にapaconスキルアップセミナー「「必見!検品のポイントと意味を学ぶ!」が開催されました。
「わかりやすくポイントを押さえた検品方法の講座」題し、現場ですぐに実践できるノウハウを学びODMメーカーでパタンナーとして、若手の指導育成など幅広いご活躍をされている古川智美氏に講師をお願いし多々の事例から前回の仕様書セミナーでのレクチャーに引き続き、今、起きている検品での問題の分析・原因追求・解消方法やよく起こる問題例と解決方法となどをレクチャー頂きました。
今、デザインだけではなく、価格競争となりさらには、素材や縫製、品質とクオリティーを求められるようになってきています。
そんな、クオリティーの維持向上は、単に品質管理担当者に任せても難しい状況になり、デザイナー、生産管理、パタンナー、更には営業もチーム一丸となってクオリティーの維持向上の知識をもってモノづくりをしなくては、競争に勝てない。
このセミナーでポイントをお勉強することで、実際の検品時に「そうだ、こんな可能性もあるかもしれない」と、思い出して製品を裏返して検品することで、納品前に発見してトラブルを防ぐことが出来るはずです。
それは、無駄な時間を省き時間に余裕が生まれます。無駄なコストを省き利益があがります。
そのほんのちょっとした、気づきの積み重ねが勝ち組になれる。そんな緻密なモノ作りになってきているのでは、無いでしょうか。
今回の検品のポイントは、指示したはずなのに、何故、縫い伸びや縫い縮みが出てるのか?なぜ、脇が垂れているのか?
そんな現象をわかりやすく説明し、では工場に注意してもらうには、現象を伝えることはもちろんですが、その対応策、処理方法も具体的に「縫い込・縫いおとし」という言葉で伝えることを一例ですが、教えて頂きました。
実際に、製品を検品して、テーブルごとに隅々まで見ることで、ロックが汚い、ポケット内の縫いが…と、あらゆる欠点を発見しました。
2時間、あっという間に終わってしまい。内容が濃かった為、受講生からのリクエストでは、分けて詳しくやって欲しい。仕様書の基礎の基礎をやって欲しいとの声を頂きましたので、
今後、内容をブラッシュアップして開催をしたいと考えています。
深澤 恵美子
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